史料館

史料館(大蔵)外観

明治40(1907)年に完成した味噌蔵を、平成3(1991)年に史料館として開館いたしました。

史料館(大蔵)

 高く積まれた石垣の上に建ち、東西30m余りもある大きな蔵であったことから「大蔵」と名付けられました。石垣が高く積まれているのは、近くを流れる矢作川が氾濫して水が押し寄せた際に、蔵が水に浸からないようにするためです。
 1階は味噌の熟成に使われ、2階では八丁味噌の原料となる「豆こうじ」を作る作業が行われておりました。
 当社の本社屋(旧本社事務所)とともに、平成8年に愛知県では初となる国の登録有形文化財に登録されました。

 史料館では昔ながらの味噌づくりの様子を等身大の人形で再現するほか、宮内省御用達の資料やレトロなパッケージなどを展示しています。
 「カクキューの八丁味噌を愛した著名人」コーナーでは、明治から昭和時代に活躍された著名人からの注文の記録やお手紙の現物を展示しています。詳しい内容はこちらからも見ることができます。

史料館前のモニュメント

●本蔵地蔵
江戸時代中期に「本蔵」という蔵を建てようとしたときに地中から出てきたお地蔵様。毎年8月に社員一同で地蔵盆を行っています(屋外のお地蔵様はレプリカで、史料館のガラスケース内に展示しているお地蔵様が本物のお地蔵様です)。

●早川氏庭(えのき)の碑
この碑は安政2(1855)年に建てられたもので、石碑の四方面に当社の歴史が刻まれています。詳しくはこちら

●傍示石「従是東岡崎領」
東海道筋において岡崎領と他領の境界を示すための傍示石。元文元(1736)年に作られたもので、「これより東、岡崎領」と読みます。元は現在の安城市に建っていたものですが、時代の流れとともに使用されなくなり、当主・早川家がもらい受けました。

本蔵地蔵

早川氏庭榎の碑

傍示石「従是東岡崎領」

見学施設