1905年(明治38年)~1992年(平成4年)
奈良県出身。写真家。
「世界移動写真展」に「春の文楽」を出品し最高賞を受賞し、文楽の写真家と評されました。しかし昭和20年3月、大阪大空襲に遭い故郷・奈良に引き揚げました。以来、奈良大和路の風景、仏像、伝統行事等の写真を半生にわたって撮り続け多くの写真集を出版しました。
入江泰𠮷は幼馴染の上司海雲(東大寺観音院住職)の御縁で志賀直哉、杉本健𠮷、小林秀雄、会津八一、棟方志功等と知遇を得ました。
奈良県奈良市高畑町に入江泰𠮷の作品を中心とした「入江泰𠮷記念奈良市写真美術館」があります。
2011年(平成23年)10月1日~12月25日に「入江泰𠮷杉本健𠮷~大和路に魅せられた二人の歩み~」の企画展が開催されました。二人は親友でもあり良きライバルとして親交を深めました。
当社史料室には昭和時代に杉本健𠮷(洋画家)の御用命により入江泰𠮷の自宅宛に味噌をお送りした注文書が残っています。自宅は奈良市水門町。
この入江泰𠮷旧居は2015年(平成27年)に一般公開されました。
「杉本健𠮷」について詳しくは「
カクキューの八丁味噌を愛した著名人~杉本健𠮷~」をご覧ください。
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