1881年(明治14年)~1948年(昭和23年)。
愛知県岡崎市出身。旧岡崎藩士。実業家。鐘紡社長。
1961年(昭和36年)岡崎市名誉市民。
慶応義塾の政治科出身でしたが、一職工として鐘紡に入社。その後、第2代社長を務めました。日本で初めて合成繊維(ビニロン)を生産し、日本の繊維業界が重化学工業へと発展する契機となりました。津田の鐘紡か鐘紡の津田と称えられ、鐘紡の全盛時代を築きました。
津田信吾は岡崎市の老舗御菓子司「五万石藤見屋」の初代当主と兄弟です。また津田信吾は銘菓「五万石」のアドバイスを与えました。
2024年(令和6年)は岡崎の開市から500年が経過した節目の年を迎えました。
当社史料室には昭和時代にお客様の御用命により、津田信吾の自宅宛に味噌をお送りした記録が残っています。自宅は大阪府三島郡吹田(現・大阪府吹田市)。また、藤見屋や当社の掲載された1936年(昭和11年)の「岡崎繁栄商店双六」が残されています。